ゆう

ルナシーのゆうのレビュー・感想・評価

ルナシー(2005年製作の映画)
2.7
ヤン・シュヴァンクマイエル監督3本目。

精神科病棟での狂気と狂気のぶつかり合い!個人的に今までで一番親しみやすい物語であった。
束縛と体罰、解放と作業。
相反する治療方法をバランスよく行うことが大切云々という台詞の辺りで感銘を受けたような受けなかったような(ちょっともう忘れてきている)。でも結局のところ精神病の人たちがメインの話ではないと思うんで病院が舞台であれば狂気めく!という安易な発想はちょっと頂けない感じもしなくもない。よっぽど前半の伯爵の家で過ごしてる時の方が怖い。

途中差し込まれる生肉達のにぎやかなストップモーションアニメが可愛らしい。愉快な音楽にノリノリです!肉が。そして私も。

相変わらず飯は不味そう、毎回シュヴァンクマイエルさんの映画に出てくる食べ物だけは本当にキモく感じます。
内容はどうあれ主人公?が好み。そして伯爵の笑い声に腹が立つ。

ここまで三作観てそこまで「大好き!!」となるワケでもないのに、また他のも観たいと思ってしまう不思議な魅力を持つシュヴァンクマイエルさん…
どうやらハマってしまったようだ。
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