このレビューはネタバレを含みます
テーマは【何者でもない自分との葛藤】。
過去を生きたアメリカ人向けフランス料理本の作者ジュリアと、それを1年で再現するブログを書こうと決めた現代に生きる女性ジュリーの話。実話。
食は快楽!料理は癒し!派の女性には是非見ていただきたい1本。
まず現代人ジュリーの気持ちに痛いほど共感。
第一線で活躍する周りのみんながとても立派で、挫折から不本意な日々を送る自分はとても惨めで。
今の生活の延長線を辿る人生でいいのかと悩むジュリー。まさに私もその渦中で、、。
そして、ダイエットとか気にしてご飯食べるの大ッ嫌いなところも激しく共感www
一方のジュリア、飾らなくて天然で前向きで、背がでかくてwほんとにチャーミング。でもそれだけじゃなくて、信念と野望を持って突き進むアグレッシブな一面も持つ彼女に、ジュリーは癒されつつ励まされ第二の人生を切り開いていく。
この2人が恵まれていたことは、子供がいないこと。
子供がいなから、お金と時間を自分につぎ込めた。でも逆に子供がいないからこそ自分についての悩みが生まれたんだろうなとも思う。
ジュリアが新しい自分を生きたのは40歳を越えてから。
私も今はただの母親だけど、いつかはきっと何者かになるんだ。何歳になっても遅すぎることはない。今はまださなぎなんだぜ!
と勝手に決意を新たにさせていただきました。まる。