このレビューはネタバレを含みます
メリル・ストリープの演技が、なんてチャーミング!この映画を見て初めて知った、ジュリアチャイルド。なんてステキな女性なんだろう。
こんな女性が、家族や友人だったら、日々どんな辛いことがあっても乗り越えていけそう。
とにかく残念なのは後半。
ジェリーが、最後にジュリアに嫌われ、
でもそこから
あきらめないで本人を真に尊敬しているのなら、誤解を解いて、やはり会って欲しかった。
ラストがそこまで、あったのなら素晴らしい映画だったと、名作になったと思う。
ジュリアチャイルドと、ジェリーはやはり、同じ土俵には立てない。
ジュリアは、レシピも作り、編集もしている。料理愛に、アメリカにフランス料理を広めたいと、尽力した愛に溢れている女性。
ジェリーは、そのレシピをチャレンジをし、行動して作ったことは素晴らしいけれど、やはり汚い言葉を使ったり、最後にジュリアの展示会のシーンも軽くて、最後のレシピのシーンの言葉も、すべてジュリアのバターとパンも言葉まで一緒で、なんだか萎えた。軽くなってしまった。
それじゃ、ジュリアをなぞっただけで、感想を書いているだけ。尊敬してるだけ。
そう感じてしまった。
そこから、オリジナリティを作っていくことが、自分の人生を作っていくことが大切だと思うのですが、この映画は
、中途半端に終わっている。
そこの部分を描いて欲しかった。
だから、やっぱりジュリアに、なんとか会うまでいかないと、この映画は成り立たないと思う。
途中まで、素晴らしい構成なのに、最後が納得いかない。
メリル・ストリープも主人公の女優さんもチャーミングなのに、内容が薄い。
とても惜しい映画!!