ゴン吉

完全なる報復のゴン吉のレビュー・感想・評価

完全なる報復(2009年製作の映画)
4.4
ジェラルド・バトラーとジェイミー・フォックスが共演する司法制度の矛盾を描いたクライムサスペンス作品。

フィラデルフィアで幸せな生活をおくっていたクライドは、ある日、自宅に押し入った二人組の強盗により目の前で妻子を殺される。
担当検事のニックは、裁判での有罪判決率96%を誇るが、その裏では凶悪犯人の減刑をも厭わない司法取引をしていた。
検事ニックの司法取引により、主犯の殺人者は有罪にはなったものの懲役3年の微刑。逆に殺人は行わなかった共犯者は死刑。
クライドは、司法制度をただすために、犯人と事件関係者を制裁していく。

「勝利するには”敵の重心”を攻めること by Von Clausewitz」 
クライドの制裁手口が見どころで、検察の怖さをも描かれています。
邦題には報復とありますが、決して報復を描いているのではなく、正義とは何かを考えさせられる作品です。
「ここで思いとどまるかどうかでお前の残りの人生が決まる!」 

地上波TVで鑑賞
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