ミッシェルガンエレファント
シーンの間合いの詰め方や省き方が素晴らしい。この作品にとって何が大事で何が大事じゃないかの割り切りが潔すぎて、ストーリーなんてスッカスカなのに余韻がすごいという、まさに、青春そのものな感触が生々しくて良い。
原作もこんな感じでバッサバッサとドライに展開する感じなんだろうか。
小エピソードが意味不明だったり脈絡なかったり、でもなんか自分の経験や感覚のなかにこんなのあったわ、みたいなのを引っ張り出させる感じ。
誰でも面白いわけじゃないだろうけど、見れて良かったなという満足感への評価です。