無VS有

青い春の無VS有のネタバレレビュー・内容・結末

青い春(2001年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

めっちゃ怖かった。で、辛かった。
多分私はこういう映画が恐くて、邦画を避けてたんだろうなと思う。本当にいい意味で。それくらいエネルギーがあって押し潰されそうだった、生還。(スコア4.5にしようかと思ったけど、怖かったのでとりあえず4.4にした。)
やるせないなぁ〜……。海外のこういう映画より、やっぱり見慣れた景色の中のこれだと、尚更キツイなぁ〜。
松田龍平さんの美しさがものすごかったー!なんにも怖いものがなくて、人間じゃないみたいだと思ってたら、人間らしいところもあるし、かと言って人間らしいわけでもないような、私には全然分からないキャラクターだった。死ぬほど魅力的ではある。
他人の自尊心を奪うことでしか自尊心を保てない文化というか性質?、逆に奪われてしまったときに収穫する権利が無くなって詰みが発生するの本当に嫌だな。人間の自尊心はやっぱりもっと意味のない雑草のように根深くあるべきだなと思った。お花のお世話してる先生は、そういうのと切り離されたオリジナルの自己愛をしっかり持ってて最高に素敵だった。きっと色々乗り越えてきたんだろうね。
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