アラシサン弐

狼たちの午後のアラシサン弐のレビュー・感想・評価

狼たちの午後(1975年製作の映画)
3.8
追い詰められた社会的弱者が、犯罪に走って時の人になる流れは今も昔も変わらないんだな。
群衆を煽るシーンのエネルギーは後のジョーカーに通ずると思った。

この時代にゲイのベトナム戦争帰還兵だなんてもろに虐げられる対象であったんだろうな。

これだけ周りを巻き込んで大衆にも有名になっても、実は誰一人として味方がいないという孤独感と、強盗シーンの手際が悪くて鮮やかさの欠片もない姿が合わさって、哀愁を感じざるを得ない。

一番好きなシーンはピザボーイの喜び方。
アラシサン弐

アラシサン弐