ぱ

エクソシストのぱのレビュー・感想・評価

エクソシスト(1973年製作の映画)
3.5
自分が考えてたホラー映画って感じのホラーではなかったけど、かなり面白かった。

悪魔に取り憑かれて心身ともに悪化していく娘とそれに対して打つ手がない母親。頼りにする病院も、検査の結果すべて陰性で打つ手なし。
最後に頼った神父でさえ、当初は悪魔祓いには懐疑的。なんというか、悪魔に取り憑かれたという「あり得ないこと」が起こった際の周りの対応と、打つ手がなくどんどん追い込まれていく母親の姿。そして検査をするために苦しみ、それらが全く意味もなくどんどん悪魔化していく娘。

この母娘の姿をみてるときが一番しんどかった。

あと、メリル神父が悪魔祓いにくる、映画のポスターシーンのところはめちゃくちゃテンション上がった。
「悪魔の勝利」か「教会の勝利」かはわからないけど、変にハッピーエンドにもバッドエンドにもせずに、うまい具合に綺麗にまとめたんじゃないかなと感じた。

最後に、大好きな映画『コンスタンティン』がかなり影響を受けてるんだなと思った。発掘現場でトリガーとなる物をみつけ、そこからすべてを引き起こす。
ベッドに縛り付けて悪魔祓いをするだったりするシーンもそうなのかなと。


面白かったです!!
ぱ