世間的な評価は1,2の方が高いが個人的には3が一番好き。
00年代前期までは映画として一貫性を持ち、世界観が優れている作品が評価される風潮だった。
しかし00後期以降は、世界観よりも飽きさせない工夫が凝らされる作品が評価されるようになってきた。
きっと映画というコンテンツの飽和だったり、スマートフォンの開発だったり、YouTubeの台頭だったり、さまざまな要因が絡みあった結果だと思う。
スパイダーマン3は、その「飽きさせない工夫」を頑張っているのが見てとれる、時代を映し出す良作。
主人公のピーターが変身したり、ヴィランが2体になったり、ハリーが手のひらを返したり。
統一性がないと言われたらそれまでだが、「新時代の映画を作りたい」という気概が見えて目が離せない。
