マーくんパパ

群衆のマーくんパパのレビュー・感想・評価

群衆(1928年製作の映画)
3.7
産まれた時は皆“末は博士か大臣か” と大物に成長する事を期待されるが人生そう上手くはいかない。大部分の人が月並みな結婚をし、うまくいかない仕事をボヤき転職したり、妻に愚痴られ喧嘩もし、ささやかな波乱に満ちた人生送る。群衆に飲み込まれず群衆から突き抜けて人生謳歌したくても、やはり自分もはたからみれば群衆の中に埋もれた1人でした。そんな人生の機微を1人の男の成長に投影して作られた映画で群衆の1人でも愛さえあれば値打ちがなくなる訳じゃないヨと言ってる。デフォルメされた会社の机の配列、ラストの歓呼をあげる大群衆が印象的。