Bobsan

レジェンド/光と闇の伝説のBobsanのレビュー・感想・評価

レジェンド/光と闇の伝説(1985年製作の映画)
5.0
この作品の見どころは何と言ってもスタジオ内に造られた巨大で壮麗なセットの数々と、ロブ・ボッティンが手掛けた凄まじい特殊メイクですね。
ロブ・ボッティンは「ピラニア」でソロデビュー後、22歳の時に手掛けた「ハウリング」の特殊メイクで衝撃を与え、「遊星からの物体X」の特殊メイク、モンスターデザイン、造形でその地位を確立させた大天才です。中子真司さんの本でそのテクニックを勉強したものです。
その後も、本作、「ロボコップ」、「エクスプローラーズ」、「ザ・グリード」などを手掛けましたが、本人があまり表に出るのを好まないらしく、当時からインタビューなどの記事も殆どありません。現在は作品などで名前を聞く事も殆どなくなってしまいました。
現在おいくつになられたのか?もう特殊メイクアーティストとして活動する事はないのかわかりませんが、その偉大な功績は確実に我々の記憶と映画に残されています。
あと、「ブリキの太鼓」のオスカル君が出ているのと、脚本が「エンゼルハート」の原作者、ウィリアム・ヒョーツバーグなのもポイント高めですよ。
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