ネタバレが怖くて20年振りくらいに公開初日に観ましたが、予告編や雑誌紹介以上のものはなかったのでネタバレ関係ありませんでした。
ピージャクの「キングコング」の時も感じた事ですが、僕はコング(怪獣)と人>>続きを読む
この作品は1930年代に20人以上の女性を殺害し、裏庭の池で飼育していたワニの餌にしていたとされるジョー・ポールという男の事件が元になっていますね。
このジョー・ポールという男は第一次世界大戦のヨーロ>>続きを読む
ショーン・S・カニンガムが監督しているので、てっきりホラー映画だと思ったら青春学園バイオレンスでした。カニンガム監督は70年代に「がんばれダウンタウンキッカーズ」や「GO!GO!タイガース」といった青>>続きを読む
ファンタズム=奇妙な幻想、というだけあってどこからが現実でどこからが幻想なのか、はたまた全てが現実で全てが幻想とも言える、そんな作品ですね。
何の脈絡も無い出来事が次々と起こっては消えていき、それらが>>続きを読む
大好きな「エコエコアザラク」シリーズの佐藤嗣麻子監督なので観ました。
う〜ん、やりたい事はわからなくもないのですが、単純に陰陽師同士の妖術バトルが観たかったです。陰陽師の妖術を現代に於ける催眠療法のよ>>続きを読む
カルビン教会(カルヴァン主義)とやらは、宗教改革の指導者ジョン・カルヴァンの指導の元、神の主権を強調する神学体系及びクリスチャン生活の実践を行う人達の事を言うそうで、魂の救済はあらかじめ神によって決め>>続きを読む
今は亡きアヴォリアッツ映画祭でグランプリに輝いたという事で期待して観ましたが、全然面白くなくてビックリした記憶があります。だってアヴォリアッツ映画祭といえばあの「激突!」、「マッド・マックス2」、「タ>>続きを読む
ナチスの拷問船という設定が最高ですね。その拷問船そのものもどこで見つけてきたのか、或いは本作の為に拵えたのかわかりませんが、スピルバーグの「激突!」のトラックに比肩する程素晴らしい見た目です。さらにタ>>続きを読む
冒頭いきなり、サタン教会創始者アントン・ラヴェイの言葉が映し出され、そのあとにバーン!という音と共にタイトルが出るのが思い切りがあっていいですね。
正体も目的も全く不明なこの車の暴れっぷりが実に豪快で>>続きを読む
マーティン・シーンの映画デビュー作だそうです。彼は最初から悪役俳優だったんですね。
この映画にはヒーローがいません。皆、他人には無関心で自分達の事で頭がいっぱいです。ジョーとアーティーのどチンピラは、>>続きを読む
劇場公開時とVHS発売時のタイトルは「シンシア 悪夢の惨劇」だったと記憶しています。現在は"シンシア"が取れて「悪夢の惨劇」だけになりました。
"Unity"というカルト教団が屋敷もろとも集団焼身自殺>>続きを読む
中学の時に月曜ロードショーで一度観たきりですが、脳裏に焼き付いてますね。クジョー君があまりにも可哀想でもう二度と観られません。原作では子供も熱中症かなんかで死ぬらしいですね。映画もそうすれば良かったの>>続きを読む
この難解な作品の解釈は原作も含めて様々ありますね。観た人(読んだ人)それぞれにいろんな解釈が出来る作品なのでどれも正解だと思います。僕はこの物語はセックスに纏わる物語だと思いました。
イギリスというお>>続きを読む
プロの映画ライターが本作の主人公、人類学者のジルを差別的と解説しているのを読んだ事があります。そう言われてみればそう見えない事もありませんが、ちょっと深読みし過ぎじゃないかなあと思いました。
本作に登>>続きを読む
主人公のトムは、もう二人子供がいるんだから三人目はいらないんじゃないかと考えていました。この映画はそのトムが見た白昼夢だったというオチがついていて欲しいと願わずにはおれない作品ですね。
この島の子供達>>続きを読む
僕は漫画にはあまり詳しくないのですが、梅図かずおの「漂流教室」はおそらく、いや間違いなくこの作品が元になっていますね。
空襲に見舞われたロンドンから集団疎開する少年たちを乗せた飛行機がとある無人島に墜>>続きを読む
この作品は1954年6月22日にニュージーランドで起こった女子高生二人による母親殺害事件"パーカー&ヒューム事件"にインスパイアされて製作されました。1994年にピーター・ジャクソン監督が「乙女の祈り>>続きを読む
ウェス・クレイブンが監督したTVムービーの傑作ですね。まるで「ウルトラセブン」の1エピソードでも成り立ちそうな物語の本作は、ジャンルとしては所謂ボディスナッチ物で、知っている人間の中身が違うものに変わ>>続きを読む
このなんとも嫌いになれないヘッポコ映画の見所は特にありませんが、主演がみんな大好き「ローリング・サンダー」のウィリアム・ディヴェインですね。今回も寡黙な男を演じますが「ローリング・サンダー」と違って寡>>続きを読む
否が応でもコロナ禍を連想せざるを得ない作品ですね。軍の不手際で流出した細菌兵器によってアメリカの片田舎の住民たちが奇行に走ったり、凶暴化してしまいます。
ロメロ監督はコロナ禍前に亡くなっていますが(2>>続きを読む
狂犬病は別名"恐水症"と呼ばれているのですが、それは不幸にも狂犬病に感染し、発症した人が水を飲むと喉の筋肉が激しい痙攣を起こし、体全体が飛び上がってしまうので水を飲む事が出来なくなる様子がまるで水を飲>>続きを読む
俳優のコーネル・ワイルドが監督も務めた意欲作ですね。俳優の監督作品には何故か傑作が多いのですが、この作品も映画のオリジナルに満ちた傑作になりました。
未開の地で狼藉を働く文明人がひどい目に遭う作品は「>>続きを読む
ざっくり言えばメフィスト・フェレスとファウストの物語ですね。
主人公ジェームズはミア・ゴス扮するガビによって堕落させられてしまいます。ジェームズはなんとか頑張って堕落の道を歩もうと努力しますが、根が善>>続きを読む
「オーメン」第一作目の前日譚に当たる物語ですね。予告編を観てあんまり「オーメン」っぽくないなあ、と思って不安でしたが、その不安は的中してしまいました。
まず、第一作目でブレナン神父は「His moth>>続きを読む
「赤ちゃんよ永遠に」のマックス・エーリッヒ原作脚本なので、濃密な人間ドラマが堪能できるオカルト映画ですね。
キャラクター設定や配置が的確なので、ホラー映画的な派手な見せ場はなくとも最後まで飽きずに観ら>>続きを読む
未体験ゾーン2024で公開されたそうですね。いいなぁ、地方公開もして欲しいです。
この手の作品を観ていつも思いを馳せるのが、悪役を演じる俳優さん達の労力、心労は如何ばかりかという事です。近年の作品で言>>続きを読む
何故このブーツしか映らない男はミア・ファロー扮するサラとファミリーを付け狙うのでしょう?それは映画冒頭、サラとファミリーの乗った自動車が水溜まりの水を撥ね、たまたまそこにいた男のブーツを汚してしまった>>続きを読む
愛する妻と娘をナチスの狼藉者どもに殺された医師が猟銃片手に復讐するナチス皆殺し映画ですね。クエンティン・タランティーノはこの映画が好き過ぎて「イングロリアス・バスターズ」と「ワンス・アポン・ア・タイム>>続きを読む
スプリット・スクリーンを多用して、犯人と犠牲者、死体とそれを発見する者、警察による様々な捜査場面を同時に観せるリチャード・フライシャー監督のスタイリッシュな演出が冴えわたる実録犯罪映画の大傑作ですね。>>続きを読む
春眠暁を覚えずという事で、前半以降は睡魔と戦いながら観たので点数つけられませんが、まるで現代劇かのような時代感覚の乏しさ、その時代の空気感というか風俗が感じられなかったのが残念でした。
衣装や建物、室>>続きを読む
近未来、チタン鉱石採掘の為に木星の第1衛星"イオ"に建設された採掘基地を舞台に、そこに蔓延する“事なかれ主義"に敢然と立ち向かう保安官の孤立無援の戦いを描くSFサスペンスアクションですね。
この作品を>>続きを読む
大好きなジョージ・C・スコット主演、更に監督まで務めた意欲作であり傑作ですね。
軍が誤って散布した新型の化学兵器を浴びた息子を失い、自らも化学兵器の影響で余命幾許もない主人公の怒りと命懸けの復讐を描き>>続きを読む
子供の頃にレイ・ラッセルの原作を読んで、随分とまあエロい小説だなぁと思っていたら「死霊の悪夢」とかいう変な邦題でひっそりと映画になっていました。
原作はかなりのエログロモンスターホラーで、エロ描写やグ>>続きを読む
タイトルは「ハロウィンⅢ」だし、製作と音楽はカーペンターが担当しているので、当然"ブギーマン"ことマイケル・マイヤーズが登場して三度殺戮を繰り広げるものだとばかり思っていたら全然違う映画なのでびっくり>>続きを読む
この作品で描かれるディストピアを我々は既に経験してしまっていますね。コロナ禍に於いてマスク無しでは外も歩けず、お店に入る事は許されず、それを拒んだり抵抗する者は"マスク警察"などと呼ばれる人達がやって>>続きを読む
往年のスターがズラッと顔を揃えた怪談ホラーの逸品ですね。初見は確か日曜洋画劇場だったと記憶しています。まさか80年代になってフレッド・アステア、ダグラス・フェアバンクス・Jr、メルビン・ダグラス、ジョ>>続きを読む