しぃちゃん

ザ・ウォーカーのしぃちゃんのレビュー・感想・評価

ザ・ウォーカー(2010年製作の映画)
3.0
【信者には刺さるんでしょう】

荒廃した近未来的な映画は人気がある。
潤沢な資金、名俳優などが揃えば例え
監督が無能でもそこそこの興行収入は
得られるジャンルだ。

本作が名作の仲間入りを果たせないのは
宗教色が前面に出過ぎているに他ならない。

作中に「この経典のせいで世界が滅び
世界崩壊後に一つ残らず燃やされた」
という下りがあり、信者に対し皮肉を
込めた正論を展開するのかと思いきや
最後の一冊を印刷施設がある「西」へ
持っていき、また重版しようという
悪の所業を展開する。

私自身は別に敵対宗教でも何でもないし
無宗教故に無知なる侮蔑をするつもりは
全くないが、歴史をまた繰り返そうと
いうのか?という気持ち悪さが本作にある
しぃちゃん

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