アルフォンソ・キュアロン監督×ルベツキ(撮影)のコンビなら、あたしゃ間違いなく『ゼロ・グラビティ』よりコッチが好み
映像のドミノ!
映像のマジック!
驚異の長回し戦法が、数か所出現!
実は長回しでなくて「長回し風」なのは、『バードマン』観た人なら「へ〜」ってなもんなんですけど、それ以上に、極限まで作り込まれたCGが、どこまでもCGぽくない「さり気なさ」にただただ驚いた次第♪
ピンポン玉は、ま〜、分かる
そこからのバイク!人!フロントガラス!しれ〜っと一緒に車外に出るカメラ、もう、何がどうなってそんな映像が撮れるのか!と何回でも観たくなる芸術的な完成度
例えばCG丸出しのSFに比べて、近未来を描きながら戦争ものに近いこの映画は、CG自体の存在感を見事に掻き消すことに成功してるわけで、そこから発生する「錯覚の魔法」には、快感さえ覚えるんですよ
緊迫のアクションシーンに於いて「長回し風」を炸裂させる作り手の凄まじい情熱
3階建てやのに、実は1階建て!?
はっ!?
何言ってんの!?
なトリック♩
肝心の撮影方法は検索すれば一発で出てきますんで、まずは映画を観て、「そうなってたんかー!」という種明かし的な楽しみ方もまた一興♪
ま、ストーリー自体は『ゼロ・グラビティ』同様、なんのこっちゃないんですけどね(こら)
視覚的にめちゃめちゃ興奮する映画なのは間違いなしっ!