ラース・フォン・トリアー監督の長編デビュー作。ある殺人事件を追う刑事が真相に近づくにつれ犯人と同一化していく心理劇。
全編セピアで映される退廃的な街の雰囲気、シーンが変わる際のなめらかなカメラワーク、独特な光や音の演出、すごい。話がいまいち入ってこないくらい映像が綺麗。荒んでいながら澄み切っている。すごい（これしか出てこない）
やっぱり一作目っていちばん個性がわかりやすく出るなぁ。とても好みだった。トリアーの中でいちばんかも。いややっぱり『メランコリア』かな…選び難い。ただ「ワーゲンとセックスする」発言とかワイパー掴みながらのセックスはとんがりすぎ。思わず笑っちゃった。
あと最近観る映画に多出するのでそろそろボルヘスを読まなきゃという気持ちに駆られてる。
