ラース・フォン・トリアー監督の長編デビュー作。ある殺人事件を追う刑事が真相に近づくにつれ犯人と同一化していく心理劇。
全編セピアで映される退廃的な街の雰囲気、シーンが変わる際のなめらかなカメラワ…
パラノイアではない現実で刻まれていた確かな記憶から生成されるセピア調の悪魔。
どこなのかわからん幻想的な舞台でぼんやり淡々微睡むように捜査を始めるもんだからまぁこっちも眠くなるんだけどそんな感じでう…
カメラワーク、照明、グレーディング、美術がいちいちカッコいい
ただし話の内容は理解しようとしてもついていけず、置いてけぼりにされながら巨大迷路で撒かれた感じ…
おおよその筋は読み取れるが、今行われ…
映画学校在学時の伝説的作品
ストーリー
刑事フィッシャーはFBI心理分析官ばりに犯人の心理に近づいて捜査を行う敏腕捜査官だった。しかし余りにのめり込みすぎ、犯罪の渦中に引きずり込まれてしまい..…
この映画は映画館の真っ暗な環境で観ると、最高なコンディションで挑んでも眠ってしまうので、家で観た方がむしろ集中できた。そんな映画は今までなかった。
思ったほど、話もそこまで難解ではなかった。ヨーロッ…
何より、映画としてのルックの強さがすごい。いわゆる"映画を観る目に溜まった垢を洗い流す"、新鮮で美しい画とカメラワークが続く。
ぼんやり観ていると分かったような、分からないような…不思議な気持ちに…
映像が本当に素晴らしい。全編統一された黄色いセピア調の色彩に、独特の浮遊するようなカメラワーク。この映画自体が主人公が催眠術で過去を回想している夢であり、さらにその中で容疑者の行動に自分を同化させて…
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