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静かなる決闘のロックのレビュー・感想・評価

静かなる決闘(1949年製作の映画)
4.2
ヤクザ三船からうってかわって聖人ドクター。愚直なまでの誠実さ、その誠実さゆえんの欲望との闘い。
今作でも主人公の対であり、そーなっていたかもしれない人物がでてくる。
そして主人公に影響し成長する人物。
酔いどれ天使と共通して戦後やろうが今の世であろうが大事なのは「理性」。
これを忘れてはそれは獣である。
しかし彼の苦しみは非常に辛い。
一生童貞で生きていけますか??
最愛の人もいて、いざってときに。
彼が聖人言われるのはダブルミーニングなのかという失礼は置いておいて、なぜそう言われるまで身をこなして働くのか。

この自分を押し殺し、何が1番恋人を大事にすることになるかを考え、純愛を貫き通した主人公藤崎の気持ちを踏まえられなければ今作はいっこうに面白くないと感じるやろう。
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