ヒダリー

DEAR WENDY ディア・ウェンディのヒダリーのレビュー・感想・評価

4.2
銃そのもの、アメリカ銃社会、武器が持つ人間の悪魔的な欲望を満たす力、銃が象徴する「自由と独立」、銃携帯による自己拡張について。
ドグマ95コンビによる、近代武器の申し子である銃を手にして平和主義を謳い、自身の強さを誤認してしまった若者達の青春映画。
自惚れ切ったモノローグ、所々軽快に愉快に爽やかに描写され、形こそ普遍的な青春映画の体を為しているものの、そこには明らかに痛烈な風刺が腰を据えてる。
ラストの銃撃戦がめちゃくちゃ良い。痺れる斬新な演出がふんだんに盛り込まれてる。面白い。

ゾンビーズだらけの劇伴。
ヒダリー

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