DEAR WENDY ディア・ウェンディの作品情報・感想・評価

「DEAR WENDY ディア・ウェンディ」に投稿された感想・評価

BoltsFreak

BoltsFreakの感想・評価

2.9
不思議な世界観を持つ青春映画。
脚本家が同じだからか何となくドッグヴィルの雰囲気を感じる仕上がり。
けど何故ここまでの展開にしたんだ…
今回は少し風変わりな青春映画。
仲のいいおばあちゃんの付き添いをするだけのはずが、アクシデントから保安官たちと銃撃戦になってしまう若者たちの物語。

これだけ聞くとなんじゃそれ?となってしまうんだけど、主人公達がそこまで行動を起こすのに妙に説得力があって。
自分達を負け犬だと思っている主人公達は、自分だけの銃に名前を付けて、銃による平和主義を掲げるクラブを作るんです。
所詮銃ごっこでしょ?って観てたんだけど、彼らマジなんです。

これ脚本がラース・フォン・トリアーなので、また胸糞な展開かと思っていたら、風変わりではありますが、爽やかな風すら感じる良い青春映画でした!
保安官達との銃撃戦では銃を愛するが故、風向き、弾の重さ、距離を考えた発砲や反射を考え抜いた発砲、なんて面白い見方を見せてくれました。西部劇風の町並み、みんな思い思いのコスプレ、ゾンビーズの歌、良いですね。
手紙に出てくる親愛なるウェンディが誰かは、映画が始まってすぐわかります。
負け犬で自分に自信のない少年少女達が銃を手にして厨二病を発症させ大変なことになる映画。いや、コーヒー届けるだけなのにどうしてややこしくするねん笑
トリアー×ヴィンターベアだから身構えて観たけどそこまでヘビーさはなかた
ともめ

ともめの感想・評価

5.0
マークウェバーが好きだったので観ました。近所にコーヒー豆を届けに行くだけだったのに…なんて素敵な事するんだよ、バカ。
銃社会と厨二病は混ぜるな危険、だなぁ。それでも社会的なカーストの下層にいる青少年たちが仲間を見つけて秘密を作るというのは、瑞々しくて、やっぱり眩しい。これ以上長いとダレるけど、もう少し丁寧に人物を描いて欲しかった気もする。
Nao1996

Nao1996の感想・評価

3.5
嫌いじゃない

銃をテーマに青年たちの精神を変えていく。すこしの青臭さと決意が彼らのとりとめもない善行を推し進める原動力だった。
トリアーの脚本だけあって、彼のアメリカ3部作に影響されている。現代の西部劇と簡単に片付けられない虚しさを抱えるこの作品、『ニンフォマニアック』に後から影響を与えたような表現も散見されて興味深かった。
最後の銃撃戦にカタルシスの照準を絞っているのは分かるが、それまでの経緯が少し単調。もう少しセバスチャンのお婆さんの苦悩と自分たちの"ダンディー"への課題を深く伝えられれば傑作だったかも。
トマス監督も健闘していただけに少し残念。

あと、拳銃は映画の比喩としてみると面白い。銃痕は拳銃のインデックスであり、映画の記号的性質もインデックス性。自分たちの拘りある好きな癖のある映画を一つ持って愛し、メジャー大作ファンに戦いを挑むシネフィルへの皮肉かのような、、、
考え過ぎかな(^ω^)
mtmt

mtmtの感想・評価

3.5
ラース・フォン・トリアーが脚本。監督はドグマ95運動の盟友トマス・ヴィンターベア。自分に自信を持てない少年達が偶然銃を入手し、その事から訪れる悲劇の物語。「ドックヴィル」や「マンダレイ」のテイスト。本作では銃社会アメリカを皮肉たっぷりに描いている。まぁラース・フォン・トリアー監督のファンなら、という感じ。
友香

友香の感想・評価

3.0
シリアスな感じで銃に名前つけたり急に銃撃戦でバンバン死んだりするからどういうスタンスで見ればいいのかわからん、、ファーゴと同じ気持ち
失われた男性性を拳銃でもって取り戻そうみたい感じのニューシネマっぽい映画

普通に見れるけど、色々足りない
手紙を書いてるところから始まります。ウェンディとは主人公が銃に付けた厨二ネーム

とても個性的な作品です。拳銃を愛好する秘密基地サークルを作った少年少女としか言い表せない…多分ブラックコメディ。本人たちは平和主義者なわけで銃を人に向ける事を禁忌としています。銃を伴侶とし儀式を行い日々研究を重ね腕を磨きコスプレしてポエム…この拗らせっぷりに悶絶必至。楽しそうだけど恥ずかしくて鼻血が出そう!

しかしだんだん笑えなくなってくる。現実味は皆無なのに心理描写は非常にリアル。「行使はしないけどいざとなったら役に立つ」とか己に自信を付けるためって理由で護身術やってた人が実戦でひけらかしてみたくなる気持ちはこんな感じなのでしょうか。独自ルールのゴッコ遊びがエスカレートしていく過程はカルト宗教の成り立ちでも見ている様です

綱渡りみたいな危うさにドキドキしていると予想外の方向から火がつき銃を手に取ってしまう…。んな馬鹿なと何度つぶやいたか。狂気の沙汰+シュール!派手という事ではなく、馬鹿であり高潔でありクレイジーであり超現実。なのに何となく解る🤔
「目覚めろ、バッドスティール(銃)」で赤面させてからの遠距離精密射撃などパーソナリティに光を当てた活躍シーンとか、闘争本能は鼓舞するけど特に役に立ってないチ○コ縛りとか本人たちが真面目なだけにどこまでシリアスに観たら良いのか分からずクスグった死にするかと思った

画がやたら暗いのですが、照明を使わない事をこだわりにしてる監督さんなのだと聞いたら何故か許せちゃう不思議。地下のアジトの採光は上手にやってます
美麗おっぱいも出るよ!(ちょっとだけ)
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