たか

キス&キルのたかのレビュー・感想・評価

キス&キル(2010年製作の映画)
3.0
 12/5(日)16:20、劇場は閑古鳥が鳴いていました。
 『幸せになるための27のドレス』と『男と女の不都合な真実』での『キャサリン・ハイグル』がなかなか良かったので、観る事にしました。そして、ストーリーが最近観た傑作『ナイト&デイ』に似ているのも、劇場に足を運ばせた一要素ですね。
 そこそこ面白かったのですが、物足りなさが際立ってしまいました。
 スパイものにしては、演技がスパイっぽく感じられないアシュトン・カッチャー、更にいとも簡単にスパイを辞めるなんて、まるで一般職のように感じてしまいました。そしてキャサリン・ハイグルの魅力もあまり引き出されてないような...。それもあってか、ストーリーも淡泊に感じてしまいました。
 とは言いつつも、ラストの展開は悪くないと言うか、「らしさ」が出ていたと思います。こう言うのは好きですね。でもラスト直前までは、スパイもののスリルを、ある程度持続させて欲しかったです。もちろんコメディ的要素も失わせずに。もしかするとこの辺が作品づくりの難しかった所かもしれません。でもこれを成し遂げたのが『ナイト&デイ』と言えますね。
 それと、南フランス・ニースの風景、キレイでした。
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