贅肉

第3逃亡者の贅肉のレビュー・感想・評価

第3逃亡者(1937年製作の映画)
3.0
説明的な台詞は説明的な台詞でしかない、と主張するかのような早口。サスペンスと同時進行させる二人の恋愛(ロマンス)、ラストはどちらも成熟し潔く終わらせるヒッチコック先生の職人的な一作。切り詰めた展開の中には人の不幸や厭さを娯楽へ転換させる趣味性もあり、冷めた距離感で映画を撮っているであろうがネガティブに人間を映す際は少し沸き立ってそう。象徴を置き、目的と動機はキッチリと、勉強になるなぁ。
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