ガルベス

あしたのジョーのガルベスのレビュー・感想・評価

あしたのジョー(1970年製作の映画)
2.5
ちばてつや&高森朝雄(梶原一騎)による原作漫画以上に、高校時代にWOWOWで一挙放送された出崎統演出のアニメ版に惚れに惚れている立場なのだが、実写版の本作には失望。

一応矢吹丈と丹下段平の出会いを丹念に描いてはいるのだけど、プロボクサーになってからのライバルとのエピソードがあまりに拙速となり尻すぼみ。
ウルフ金串戦でのトリプルクロスがあまりにチンケで、宿命のライバルである力石徹の過酷な減量描写が唐突にやって来てしどろもどろ。発狂寸前の力石に白木葉子が手渡す白湯の拒否シーンが台無しに。

同じバッドエンドでもアニメ劇場版(1980年)のラストとは天と地の差のクオリティだった。
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