花とみつばち

パリの灯は遠くの花とみつばちのレビュー・感想・評価

パリの灯は遠く(1976年製作の映画)
4.5
何とも恐ろしい内容だった。
ドイツ占領下のフランス、(ヴェロドローム・ディベール事件)を題材に起こるミステリー。
一通のユダヤ人通信が配達され、それをきっかけに同姓同名のもうひとりのロベール・クラインがいる事を知る。
主人公ロベール・クライン、演じるアラン・ドロン。
故意に仕組まれた物なのか?
フランス警察によってユダヤ人検挙される中、別人のロベールに興味と執着を持ち起こる悲劇。
前半はミステリー色が濃く、ジャンヌ・モローが出演する辺りは謎が全く見えて来ない。バイクの男性に走り寄るジャンヌ・モロー。綺麗な演出である。
中盤からやっと住所を変更して別人になりすましレジスタンス活動している事が分かりだす。
キーポイントの写真、管理人、踊り子、工員、死体、列車で偶然出会う女性、連行される男…
追い掛けても追い掛けても掴む事ができないハラハラ感が堪らなかった。
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