タッド

真剣勝負のタッドのネタバレレビュー・内容・結末

真剣勝負(1971年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

宮本武蔵五部作を見てから見るもよし、見ていなくても単独で見てもいい作品だろう。自分は、キネマ旬報のベストテンを追いかけてこの作品を先に見てしまったのだが、宍戸梅軒の子供の太郎次を盾にしている武蔵に面喰らってしまったし、決闘結末を見せぬままのエンディングを迎えるこの作品に驚愕させられた。ストップモーションになり、武蔵や宍戸梅軒の心情が語られる様子もいいタイミングで使われているな。死ぬことの中に生きることを見つける宍戸梅軒。三國連太郎のラスト近くの脂ぎった顔が強烈だ。竹筒の中に太郎次にやる乳を絞り出しているお槙の様子も印象に残ってるな。オープニングの武蔵の今までしてきた勝負を次々と見せていく様子が素晴らしいな。
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