真剣勝負の作品情報・感想・評価

「真剣勝負」に投稿された感想・評価

いやぁ、凄いものを見てしまったとの感想。萬屋錦之介と三國蓮太郎の鬼気迫る
闘いには画面に釘付けになってしまいました。眼力が畏れ多い。かなり前に観た宮本武蔵シリーズを再度見てみたくなりました。赤ん坊役の子役は鎖がまを振り回され、火の中を這いずり回され記憶にしっかり残っているだろうなぁ。令和の時代にどのように成長したのか気になります。
内田吐夢監督『宮本武蔵』五部作の番外編と思って観たら、東宝作品なのでビックリ。
沢庵和尚の三國連太郎が鎖鎌の達人になっててビックリ。
ここで終わり?と思ってビックリ。
内田吐夢監督最後の作品。

武蔵、子供をダシにせずとも勝負できたんとちゃう?
と思ってしまう。
この作品で言いたいこと、ずっと昔にたそがれ酒場のセリフで語ってたんじゃないかな。
「没後50年 映画監督内田吐夢」

内田吐夢監督+中村錦之助による、宮本武蔵五部作のスピンオフ的作品。

武蔵と鎖鎌の宍戸梅軒との決闘に焦点を当てた内田監督の遺作。梅軒は夫婦なんですねぇ。

途中までは面白かったのですが、意外なラストの決闘に驚き、ここで終わるかな幕切れにもちょっと違和感ありました^^;

真剣勝負と題しながらも、やっぱり厭戦的な印象。70年代になり、いかにも低予算な感じはちょっとATGっぽい^_^

でも中々観る機会なかったので、観られて嬉しいです。
錦之助武蔵は何よりも強さに説得力を感じられて好きである!

内田武蔵のボーナストラック的な本作、宍戸梅軒一味、夫妻、そして一対一の真剣勝負に至るまでを描く演出力全振りの怪作!

人非人、卑怯者、逃げ上手の武蔵と言われながらも勝ち続けて後世に名を刻んだ武蔵の戦いと思想をビンビンに感じてもうたまらん


1.自信に足る実力を持つこと

2.相手の虚を突いて戦力を減らすこと

3.強敵を倒し自信を深めること


五輪書が海外のビジネスマンに読まれているなんて話もあるが、とりあえず早く本作をDVDなり配信なりして世界に放り出すのだ!
KGE

KGEの感想・評価

4.4
びっくりする終わり方してめちゃくちゃびっくりした。結構西部劇のエッセンスも強くて、ラストの対峙の場面はシリーズで一番良かった。
東宝による宮本武蔵外伝 かつ内田吐夢の遺作
鎖ガマの宍戸梅軒夫婦との私闘を画く
最期の全否定はいったい何なんだ
ボロボロのフィルムだった

このレビューはネタバレを含みます

やっとみれた内田吐夢の遺作であり同監督の宮本武蔵シリーズの最終作。

冒頭のこれまでの武蔵で若干パラレルぽく思えるけど、これまでの宮本武蔵をぎゅっと凝縮して、それまでの華やかさを全て捨て去りどこまでも無骨に描いた一本だと思う。

町山智浩の映画塾での町山さんと春日さんの「争いなんてくだらない、そんなことより大事なのは家族であり子供」という解釈は内田吐夢監督の宮本武蔵シリーズの答え合わせみたいだった。
相変わらずほんのり卑怯な錦之助武蔵vs獣のごたる三國梅軒。
タイトルに反し、クライマックスでは2人は碌に斬り合わない。
あまつさえ錦之助は赤ん坊を人質に取って逃げ回り、三國連太郎は絶対当たらない距離でヒステリックに鎖鎌を振り回し、沖山秀子は唐突に母乳を吹き散らし、ブリキ人形丸出しの赤ん坊が戦場を這いずり回る。

真剣勝負というタイトルを反語的に冠したとしか思えないカオス時代劇。
烈海綿

烈海綿の感想・評価

4.0
武蔵VS梅軒&梅軒の嫁も熱いが、颯爽と現れた梅軒が野に火を放つシーンのクライマックス感に痺れる。

梅軒の嫁が「乳が張って狂いそうだよー!」と絶叫したあと後に、黙々と母乳を絞りだす姿があまりにも衝撃的すぎて目眩を起こす。

止めの画でモノローグを流す演出はストーリーの流れが止まってしまうので、あまり馴染めなかった。
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