誘拐を扱った映画で、最も有名な作品の一つかと思います。
邦題は「身代金」ですが、原題は「RANSOM(訳:身代金)」で、
同名のモノクロ映画のリメイクとのこと。
どこまでの展開がモノクロ映画と同じだったのでしょう?
そちらも気になるところ。
~3行で書くあらすじ~
金持ち夫妻の息子が誘拐された。身代金を渡す事にしたが受渡しに失敗。
犯人は死亡…したかに思えたが黒幕が居た。
黒幕と夫婦の攻防の果、夫は意外な一手を打つ!
~感想~
改めて見て印象に残るシーンは要所で登場する、
アイコンタクトのシーンです。
・息子が居なくなったときの夫婦のアイコンタクト
・息子と父親のアイコンタクト(この辺が映画の山場)
息子が居なくなったときの自然なアイコンタクトは夫婦ならではという感じで、良いですね。「目で語る(察する)」というシーン、洋画ではあんまりみかけない気がします。
海外では"察する"という文化があんまり無いようにも思えますが、
実は文字や言葉にないだけで、こういう事ってやっぱりあるんだな…と。
なお、
夫婦役のメル・ギブソンとレネ・ルッソですが、この組み合わせと言えば 「リーサル・ウェポン3」ですよね、傷の見せ合いっこのシーンはなぜか印象深いです。
あと誘拐犯一味にリーブ・シュレイバーが出てきた時にはびっくりしました。今より目つきが鋭く、痩せていますが、あんまり変わっていないように見えます。印象深い役で、ドニー・ウォールバーグも出てました。
なお吹き替えで見るなら、メル・ギブソン=磯部勉×ゲイリー・シニーズ=菅生隆之の組み合わせである「テレビ朝日版」で見たいところですが、残念ながら、テレビ朝日版はDVDになっていませんね…
そして、本作のもう一つの側面。
それはゲイリー・シニーズの有名作の1つであること。
「フォレストガンプ」のあと「スネークアイズ」の前のぐらいの作品ですね。 ゲイリーは、この映画によって役のイメージが決まってしまった感じがします。それぐらいおいしい役!
後にCSIの主任を演じたのには、かなり驚きました。