『メメント』『ダークナイト』『インセプション』『インターステラー』のクリストファー・ノーラン監督が、１９世紀のマジックの世界を描く物語なのだが、その世界はあくまで背景で、中心は愛する女性を殺されたライバルに対する執拗なまでの復讐劇を描いている本作。マジックの種明かしを含め、
「時間」
「空間」
「舞台」
の前後が交錯し、なかなか物語と人間関係を把握できないのだが、理解でき始めるとそのトリックを探し始める楽しみに変わってくる。丁寧に畳み込むように盛り上げてくる演出はさすがノーランと思わせてくれて、最後まで引き込まれる内容。
ヒュー・ジャックマン
クリスチャン・ベール
マイケル・ケイン
スカーレット・ヨハンソン
デヴィッド・ボウイ
のキャストも豪華で非常に楽しめる作品なのだが、デヴィッド・ボウイ博士の装置を開発のくだりだけが残念･･･
さあ『ダンケルク』に期待しましょう！
