Shun

プレステージのShunのレビュー・感想・評価

プレステージ(2006年製作の映画)
4.1
Prestige : 偉業(マジックの最終ステップ)
まんまと騙されました
最初から最後まで、奥の手をお互いに繰り出すマジックバトルの展開が熱かったです


19世紀末のロンドン
奇術師の元で働いていた、マジシャンに憧れる若者たちのアンジャーとボーデン
彼らはある事件をきっかけに、2人は互いの足を引っ張り合いながら競い合うようになる


・プレステージ
とにかく、マジシャンの映画なので、トリックが散りばめられています
さすがのクリストファーノーラン監督ですから、映画自体にもトリックがあって、最後は驚かされました
とにかく、騙される連続の2時間になることかと思います

映画冒頭で語られるマジックの3つの段階
プレッジ(確認)、ターン(展開)、プレステージ(偉業)という説明からまず引き込まれました
マジックにおけるハトの扱いは衝撃でした
確かに、マジックの裏側は単純で、その事実は知りたくないなと思いました
オチを知ると、マジックは面白くなってしまうというのも、そうだなと思います

この映画でも、オチを最後の最後まで暖めておいて、観客を惹き付けるような作りになっていて、関心しました
ラストのプレステージは、まさに拍手ものでした


・ウルヴァリンVSバットマン
この映画はキャストも熱いです
アメコミ映画好きなら唸ること間違いなし
「Xメン」シリーズのヒュージャックマンと「ダークナイト」のクリスチャン・ベイル、「ブラックウィドウ」のスカーレット・ヨハンソンが出てます

さらには、「ダークナイト」シリーズのアルフレッド役のマイケル・ケインも出ていて、クリスチャン・ベイルの役がアルフレッドと呼ばれるちょっと熱い展開です笑

因縁の2人のバトルは熱かったですが、映画自体の仕掛けがすごすぎて、2人の演技をしっかりとは堪能できなかったというのが正直な印象です
カットに1秒の無駄のないクリストファーノーラン監督にとっては仕方ないことのような気もします



マジシャン2人が、お互いにすごい奥の手のカードをどんどん切っていくバトルが楽しめました
せっかくの豪華俳優の演技をもう少し堪能したかったのが惜しかったですが、クリストファーノーラン作品としては申し分ない作品です

ほんとに、ますますTENETが楽しみです!!
Shun

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