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薄桜記の1100のネタバレレビュー・内容・結末

薄桜記(1959年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

雷蔵の死に至る悲劇的な物語は、雷蔵の体の高さの変化によって示されている。
雷蔵が最初に画面に現れたときは馬に乗っていたが、そこから段階的に体の高さが低くなり(片腕を切断されて籠に乗せられ、片足を撃たれて横たわる)、最後に寝転がっての大立ち回りをして息絶える。

勝新が繰り返す境界への侵入(高田馬場の決闘、千春院での雷蔵の助太刀など)はラストの吉良邸討ち入りへと繋がる。

行進する赤穂浪士を移動撮影で捉えたカメラが門の正面で停止し、巨大な門が一気に開き、赤穂浪士が突入するクロージングショットは圧巻
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