オプティマス

ルールのオプティマスのネタバレレビュー・内容・結末

ルール(1998年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

大学に通うナタリー。高校の時の友人が何者かに殺害されてから、次から次へと彼女の周りに不可解な殺人事件が勃発しまくります。気が気じゃなくなったナタリーは犯人を突き止めていきます。犯人を追っていくごとに事件の全容、事件とナタリーの関係性が明らかになっていく、ミステリースリラー映画です。
ミステリー好きにはたまらない「あの人が犯人?いや?この人?」が楽しめる作品となってます。実際に予想を覆すような展開でしたので、個人的には楽しかったです。しかし、そこまでイメージを膨らまして楽しむような作品でもないため、程よいミステリー感を味わえます。
都市伝説になぞられて殺人が起こっていくので、デヴィッド・フィンチャー監督のセブンのように、各展開にヒントが眠っているように感じましたが、意外にも単純な理由でした。その点に関しては満足出来ない人も多いかもしれません。

本編では老若男女問わず、かなり人が犯人に殺されてしまいます。もちろんクライマックスに動機が明かされますが、理解出来るものもあれば、無駄な殺生も多かったように感じます。邪魔だから殺したという解釈も出来ますが、動機を聞けば聞くほど、殺したことに関して腑に落ちない点が多かったです。

何となく視聴者を翻弄するためにわざとらしい脚本や演出が分かりやすく展開されていましたので、それを感じさせずにつくれたらもっと良くなったと思いましたし、視聴者を驚かせるシーンが多いのと、毎回そのシーンの音がうるさいので、悪い意味で少しだけ疲れました。