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セブンティーン・アゲインのtubure400のレビュー・感想・評価

セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)
3.4
アメリカの青春映画からしか摂取出来ない栄養があると思う。中学生の時に悲惨な生活を送りながらも『アメリカン・パイ』とかを見ていた影響があるのかもしれない。リチャード・リンクレイターとか、『ブックスマート』的な捻りがなくとも、ただただ普通の青春映画でもいいから、なんかないか…という気持ちになって、netflixにあったので日曜の朝にサラッと見た。

すると、ある意味転生物というか、知識は今のままで若い頃に戻る、というテーマで、一応ひねりはあった。転生モノ、みたいなのに根強い人気があるのは、それがひどくcomfortingだからだろう、ということを思う。「泥臭い努力」がなくとも、身体は若き頃の活力に満ちていて、すでに知識というか、知恵があるために、全てはなんかトントン拍子にうまくいく。そんなだったらいいよな、と思わされる。

とはいえ、気持ち的に合わなければ、見ていても何も面白くないんだけれど、サントラもspoonとかcat powerとかkooksとかで、なんか良かった。
名前は知っているけど顔は思い浮かばなかったZac Efronはすごい爽やかだし、オタクの親友もいい味を出している。Friendsのチャンドラーが出てるのもポイント高い。『ブックスマート』同様、ちっともこれが現実に近いとは思わないけれど、そうだとすごく素敵ですよね、みたいな気持ちになって、意外と明るい気持ちになれたので良かった。
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