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ブレックファスト・クラブのRiiのレビュー・感想・評価

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)
4.4
「breakfastclub」。
直訳すれば、朝食クラブ、意訳して早朝登校、つまりは休日登校させられる罰を表した言葉。
まずはこのネーミングセンス!


「自分とは何か」って本当に深い。
変人、ガリ勉、ヤンキー…
それらはあくまでも自分や先生が上からつけたものな気がする。
所謂、"キャラクター"。
人ってもっともっと複雑。
見えないところに沢山思いを抱えている。
彼らが彼らなりに、作文ではなく体感的に少しずつ、"お互いの見えないところ"、人間らしさを感じていくところがとてもいいなと。

果たしてわたしは、「自分とは何か」って作文書けるのだろうか…


ちなみに、高校の時の国語の説明文で読んだ
「鷲田清一」の
「じぶん・この不思議な存在」
をふと、思い出したりもしたのですが、私だけかな…
他者を通じて自分をつくる、そんなことが書いてあった記憶があるようなないような。
いろんな考え方はあるのだろうけど、年齢を重ねてからこういった映画や本を見ると全く違って感じそう。
(高校卒業してから一度も思い出すことがなかったこの作品を、映画でふと思い出して、自分でもびっくり…!)

でも、ラストなんでこことここが!?ってツッコミいれたくもなりました笑

「アメリカングラフィティ」が好きな方はとっても好きそう〜

そして最後、全部見終わった後に
ジャケ写見ると、あ〜いいな〜てなりました!
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