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ブレックファスト・クラブのKpのレビュー・感想・評価

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)
3.5
 サル、ゴリラ、チンパンジー♪

 不良の子が口笛を吹き出すと、他の4人もそれに続いて合奏する、というシーン。あの曲、「ボギー大佐」というらしいのだが、メロディが流れるだけで勝手に「サル、ゴリラ、チンパンジー♪」と歌詞をつけてしまう。

 とういう話はどうでも良くて、以下感想。

 補習に参加する5人には、それぞれラベルが貼られている。お嬢様、チンピラ、ガリ勉、スポーツマン、不思議ちゃん。
 
 物語の序盤、彼らはそのラベルに合った行動をとる。スポーツマンとお嬢様は、同じ席に座るし、不思議ちゃんは、奇妙な行動をとるし、チンピラは自分勝手に振る舞う。
 普段の学校生活では交わることのないだろうグループの代表者として、補習にきたような感じ。そんな5人は、共通の敵である先生の前では協力的なのが面白い。

 しだいに打ち解けていく5人。
 「月曜に廊下ですれ違ったらどうするか」問題についてそれぞれ語るシーンは、ちょっとドキッとする。
 自分は今でも、人の地位や交流関係で、自分を評価しているのではないか、と。

 最後、5人はそれぞれ以前とは少し変わった人物になっている。どうか、月曜日、お互いを無視し合うことがないことを祈る。
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