サル、ゴリラ、チンパンジー♪
不良の子が口笛を吹き出すと、他の4人もそれに続いて合奏する、というシーン。あの曲、「ボギー大佐」というらしいのだが、メロディが流れるだけで勝手に「サル、ゴリラ、チンパンジー♪」と歌詞をつけてしまう。
とういう話はどうでも良くて、以下感想。
補習に参加する5人には、それぞれラベルが貼られている。お嬢様、チンピラ、ガリ勉、スポーツマン、不思議ちゃん。
物語の序盤、彼らはそのラベルに合った行動をとる。スポーツマンとお嬢様は、同じ席に座るし、不思議ちゃんは、奇妙な行動をとるし、チンピラは自分勝手に振る舞う。
普段の学校生活では交わることのないだろうグループの代表者として、補習にきたような感じ。そんな5人は、共通の敵である先生の前では協力的なのが面白い。
しだいに打ち解けていく5人。
「月曜に廊下ですれ違ったらどうするか」問題についてそれぞれ語るシーンは、ちょっとドキッとする。
自分は今でも、人の地位や交流関係で、自分を評価しているのではないか、と。
最後、5人はそれぞれ以前とは少し変わった人物になっている。どうか、月曜日、お互いを無視し合うことがないことを祈る。