「違うスクールカーストの5人が1つの部屋に?!どうなっちゃうんだろう!」という軽い動機で観た。
まさか、ここまで打ちのめされるとは…。感想がうまくまとまらない。人によって受け取るメッセージが違いそうだし、感情移入するキャラクターも違うだろうなぁ。
土曜日、イリノイ州シャーマー高校に登校した5人。彼らは、それぞれ問題を起こした罰として「自分とは何か」という作文を書かされることになったのだ。図書館に軟禁されたスポーツマン、チンピラ、お姫様、ガリ勉、不思議ちゃんの5人。それまで全く共通点のなかった彼らだったが、ひとつの部屋で共に過ごすうち、お互いの飾らない姿を知っていく。
以下ネタバレ
この5人がが車座になって話すシーンで心を揺さぶられる。
「僕たち 月曜日に学校で会った時どうする?」
「無視するわ」
この会話が胸に刺さった。でも「無視する」という気持ちもすごくわかるんだよな…。世間体ってなんなんだろう、ときどきすっごくジャマに感じる。
だからこそ、みんなが思い思いに踊るシーンで泣いた。みんなが本当の自分を解放してるんだと思うと涙が止まらなかった。
中高生の頃に観てたら、もっと泣いてたかも。深い余韻が残るいい映画だった。