ミミック

処女の生血のミミックのレビュー・感想・評価

処女の生血(1974年製作の映画)
3.0
処女の生き血を求めて瀕死のドラキュラが接触した四姉妹は使用人のマリオと関係を持つなど奔放な性の持ち主ばかりでさあ大変、果たしてドラキュラは無事ありつけるのか。

美しいが脆弱でどこかおどおどしてるドラキュラと姉妹達の逆転した力関係が面白い。

処女ではない女性の血を吸ったドラキュラが、顔は緑になり嘔吐が止まらなくなるなどちょっとかわいそうになるくらいの拒絶反応を示していて笑った。

四女がマリオの手にかけられる場面はやきもきしたし、長女がドラキュラに心酔していたりと姉妹でキャラクターの違いがあるのが良い。

全体的に見ると退屈さが勝るポルノ映画の範疇だけど、ドラキュラ伝説の背景とか中世ヨーロッパの道徳観などを加味してみればまずまず。
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