たろさ

地獄の英雄のたろさのネタバレレビュー・内容・結末

地獄の英雄(1951年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

新聞記者のチャールズ・テイタム(カーク・ダグラス)はレオ・ミノザ(リチャード・ベネディクト)という男が落盤事故に遭って生き埋めになっているところに遭遇する。


チャールズという男が最初から嫌な男の物語。悪徳保安官(レイ・ティール)やレオの妻(ジャン・スターリング)も自分たちの利益の為、彼に乗っかる愚かな人たち。そして彼の記事に踊らされてうじゃうじゃと集まってくる大量の野次馬たちも愚か(あれだけのエキストラを集めたのはすごい)。そしてレオが死ぬとあっという間に退散する薄情さ。ジャーナリズムや商業主義を皮肉って馬鹿にしていて結構辛辣。

嫌味でクズな主人公だけど、レオが死にそうになると「さすがにまずい」という最低限の感覚は一応持ち合わせている。
屋台はまだわかるけど観覧車までできたのは笑った。
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