NANA

時計じかけのオレンジのNANAのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
3.0
人間の成長過程で最も大切である思春期に誰かを心から信じることができるか、確かな愛情をもらことができるかというのが如何に重要であるかを改めて感じさせられた作品だった。
それぞれが持つ正義や幸福の価値観。誰が正しくて間違っているのかなんて本当はずっとわからないのに、いつの間にか大人の作り出すルールにはみ出してしまっている自分がいて、苦しかったり痛かったり生きにくい。若者が暴走するのは大人への見せしめなのだと感じた。
誰も正しくなんかないこの世界でいったい誰が若年層に人生を教えるのか、現代にも通じるものがあるなと感じた。
NANA

NANA