駆け出しの映画Lover

時計じかけのオレンジの駆け出しの映画Loverのネタバレレビュー・内容・結末

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーについては事前情報無しで、ただ有名な作品と聞いたし、題が好きだったので鑑賞。

私の好き嫌いの基準でしかないのですが、暴力的なもの、反社会的なもの、堕落、荒廃したものを題材として扱う場合、何か強いメッセージ性があったり、救いが無ければ発信者として無責任と感じます。今回も何か主題があったのかもしれませんが、少なくとも私にはそれが伝わってこなかったです。
衝撃シーンに心が逆撫でされて、笑いを誘ってるんだろうなというセリフや場面でも、くすりとはなりませんでした。
直視できないほど耐え難いシーンとまではいかないかもしれませんが、暴力シーンを何の意図でいれてるのか、主人公の性質を表すだけの目的であれば方法としてベストだったのか、不必要に人の心をざわつかせてないか、そういうところが気になってしまいました。

車椅子になったあの旦那さん、ただのツイてない老人みたいな扱われ方で胸が痛みました。

評価が高い作品なので、完全に好みの問題と思いますが、私には合わなかったですね。あくまで2023年に観た私の価値観です。映像は綺麗でしたし、インテリアや衣装の色味は芸術的な魅力がありました。

(評価基準 好きじゃない1、期待未満2、期待どおり3、期待以上4、お気に入り5)