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時計じかけのオレンジのhirokiのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.0

恥ずかしいながら
キューブリックの作品を鑑賞するのが
初めてでした。
いつかみようと思って、溜めてた
名作を今日やっとみれました。

なんだ!この映画は??
ってのが鑑賞後の感想。


1970年代にこのクォリティー、芸術性は
凄すぎるんじゃないか!?
引き込まれる世界観、色遣い
全てにおいて、天才的すぎるってのが印象。

また、メッセージ性も凄く強く。
1970年代のイギリスの子どもの
学校教育の方針が、セックス、暴力ダメ、規則を守れ、で固められてた時代の世界で、それなら逆にモンスター生み出すしてしまう、そのあたりちゃんとしてますよって奴らの方が文字通り吐き気を催すほどサイコ野郎。っていう事。

また、暴力を暴力で抑える事は無意味。
人間との向き合いってのが大切なんじゃないか?
規則だけではなく、向き合って理解する事が、
よくなる方向への道だと。

典型的なのが、アレックスの親。
全く子供に関心がない。。
これが、アレックスがいかれちまった原因でしょう。

そうゆう、世の中に対するメッセージのある
映画である。

それにしても、暴力とセックスが一瞬でも
美しくみえてしまった。。
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