よさの蕪村

時計じかけのオレンジのよさの蕪村のレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
3.9
クズですねー!!
反吐の出るような後味の悪さがもうサイコー。

クズといえば『Trainspotting』を思い出しますが、あの映画のクズ男たちと決定的に違うのは、アレックスは自分のやってることに一切の良心の呵責が無いんですね。

欲望を満たすことだけに忠実で、他人の心情に寄り添えないサイコパス。
ただ、それがアレックスのカリスマ性を惹きたてていて、近未来の無機質で洗練された世界観と相まって、アレックスがすごーく魅力的に見えちゃうんですよ。

この映画って重要な役に女性が全く出てこないんです。完全に性搾取の対象。
胸糞だけど、アレックスの視点で言えばそれこそリアルなんでしょうね。

麻薬入りミルクバー素晴らしい!
ちゃんとあそこからミルクも出ますよ。

ライティライト?
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