かいたろ

時計じかけのオレンジのかいたろのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
3.7
暴力とレイプ。欲求のままに暴走するカリスマちっくな主人公は、それらの悪行に嫌悪を覚える反射をうえつける新療法の非検体となり社会へ戻される。果たして彼はどうなるのかというお話。
自由と秩序のジレンマを描いた映画で何かと話題ですよね。
たしかに珍しく奇妙な世界観で、主人公ではなく世界そのものにエロさと不気味さを含めていました。音楽やら役者の怪演はレクイエムフォードリームのように気持ちの悪いコミカルさを表現していました。
罪を犯した主人公に対する復讐心、心を奪った上に正義はあるのか、色々な風刺を交えた考えたくなる作品でした。
話に聞いた程度ですが個人的に原作より映画のラストが好き。
かいたろ

かいたろ