たつき

時計じかけのオレンジのたつきのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.8
人は誰しも暴力性を心に備えてると思っています
それは例えば電車で見る老婆や、
精神障害者、うるさく走り回る子供達に対して、
「抱いてはならない」と感じている残忍さや暴力性を含みます
キューブリックがこの作品で描いたのは、心の奥底の暴力性を、いや、暴力性だけでなく、感じうる欲求を曝け出すことは、悪なのか、悪ではないのか
と考えています
ただ、その暴力性を表に出し、人々の欲求を代理で満たすことで評価を得てる作品や監督はいますが、キューブリックの本質的な、時計仕掛けのオレンジの本質的な良さはここだと感じています
たつき

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