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ミーン・ガールズの一人旅のレビュー・感想・評価

ミーン・ガールズ(2004年製作の映画)
4.0
マーク・ウォーターズ監督作。

アメリカの女性作家:ロザリンド・ワイズマンによる2002年発表のノンフィクション啓発本を基に、ティナ・フェイが教師役で出演も兼ねて脚色し、マーク・ウォーターズ監督が演出した00年代学園コメディのヒット作で、リンジー・ローハンがアフリカ帰りの女子高生を好演します。

両親の仕事の都合でアフリカで育った16歳の少女:ケイディをヒロインにして、母国アメリカの高校に入学したヒロインが学校のスクールカーストに翻弄されながらも成長を遂げていく様子を描いた正統派の学園コメディで、カースト最上位のイケイケ女子グループ「プラスチックス」への加入が許されたヒロインが巻き起こす全校騒然の騒動をコミカルに活写しています。

アフリカ帰りのヒロインの挫折と成長を通じて、他人を貶めて自分の価値を保とうと躍起になる現代ティーンのミーイズムと生徒を枠に嵌め込むスクールカーストの問題点をブラックユーモアを交え浮き彫りにした社会派学園コメディで、色々ありつつも生徒全員ハッピーな大団円が学園青春モノらしく晴れやかな余韻を残してくれますし、主演のリンジー・ローハン、レイチェル・マクアダムス、アマンダ・セイフライドら今や有名女優となったメインキャストたちによるキャリア初期の初々しい演技合戦も魅力たっぷりなガーリーコメディです。
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