「なぜ女は男のように振る舞えない？」の疑問は、そっくりそのまま、「なぜ男は女のように振る舞えない？」とお返ししたい。女性の主張や気持ちを全く聞かずに男のコミュニティだけで事が運んでいく悪質さをコミカルな中でちゃんと描いている。
アル中親父の話は聞くのにイライザの言葉に全く耳を傾けないヘンリー。ミソジニーの象徴のようなヘンリーの元に戻るのは何回考えても納得がいかないし、古い作品だから、女性キャラが基本的に男性の主張を聞いてるだけで受け身なのがモヤモヤした。
発声、言語学がテーマだからか、歌の中の言葉が多いのなんの。ミュージカルでここまで字幕読むのに忙しい作品初めて。何となくラップっぽい感じの歌もあって面白かった。
