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シティーハンターのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

シティーハンター(1993年製作の映画)
3.0
シティー・ハンターこと冴羽撩(ジャッキー・チェン)は、日本の新聞王から、香港で失踪した一人娘の清子(後藤久美子)を見つけ、東京に連れ戻すことを依頼される。冴羽は苦労して清子を探し出すが、スケボー少年たちに妨害され見失ってしまう。清子は超豪華客船ふじ丸の処女航海への招待状を手に入れ、男装してもぐり込んでみることを思いつく。パートナーの香(ジョイ・ウォン)が心配して、冴羽のマンションを訪れると、そこには6人の美女に囲まれた冴羽がいた。怒った香は、金持ちの従兄と結婚すると宣言し、ふじ丸に乗って婚前旅行に出かけてしまう。それを追って冴羽は船に潜入した。厳戒体勢のふじ丸には大富豪やVIPたちが乗船していた。だがこの船には国際テロリスト集団が乗り込んでいた。テロリストの金品強奪計画を知った清子は、一味に追われるが、冴羽に助け出される。ギャンブラー(レオン・ライ)を仲間にして、香たちと共にテロ集団を倒した冴羽は、無事清子を東京に連れ戻す。感激した新聞王は、是非娘と結婚してくれと申し出るが冴羽は、一目散に逃げ出す。
北条司の同名漫画の映画化。
撩が、デカい男ふたりと戦う時、豪華客船内の映画館のスクリーンに写し出されたブルース・リーの「死亡遊戯」でブルース・リーがカリーム・アブドール・ジャバーと戦う時の動きを参考に戦うシーン、撩がエドモント本田やチュンリーのコスプレでケンのコスプレした敵と戦うシーンは、ブルース・リーへのリスペクトやオリジナルのゲームを盛り込んだ面白いアクションシーンだった。
それ以外は、原作漫画での「シティハンター」らしさの欠片もないバリー・ウォン監督作品の悪い部分である幼稚なギャグや下ネタが繰り返され、間延びした展開。だらだら見るにはちょうど良いコメディアクション映画。
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