この映画の凄みは系譜でみたら分かるらしい。
この映画の前と後で映画の構成を大きく変えたという作品。
お笑いでいうダウンタウンのようなものか。
今だと当たり前で何がすごいの?となるが、その時代に生きていたら全く違う新しいものを作り出し、それが今や基盤になっている、というものなんだろう。
映画自体は淡々と進む。金は満たされても心は満たされるとは限らない。
そしてケーンの、男の空虚な顔は必見。
裕福になったら訓戒として観たいな。
どんなに権力お金があろうとも「市民」である。驕ってはいけない。そして俺様主義でなく、1市民として市を構成する、市民同士の支えによって作られた市によって生かされている1人の人間ということには留意しないといけない。
あとは、
僕も死ぬ前に印象的な言葉を言って死にたいな、と。
ケーンが「ばらのつぼみ」
板垣退助が「板垣死すとも、自由は死せず」と言ったように。