ピンヒールすぐ痛くなる

フォーン・ブースのピンヒールすぐ痛くなるのレビュー・感想・評価

フォーン・ブース(2002年製作の映画)
3.0
「歩きながら話をするのは今ではステータスの象徴だ たちまち公衆電話の座を奪った」

コリン・ファレルさん、ぐいぐいキテます期の映画『フォーン・ブース』を約20年ぶりに鑑賞しました。

「TSUTAYA、遊園地🎡より楽しくね?」「109とどっこいどっこいじゃね?」の世代といいますか、そんな子供でしたので毎週のようにTSUTAYAへ通い詰めては、こういった「小学生がなぜこれを選ぶんか?」と店員様にカウンターにて毎度顔をガン見されるような作品ばかりレンタルしていました。

そんな淡い少女時代を思い起こす作品『フォーン・ブース』、私はちゃんとストーリーを覚えていなかった事が判明しましたし、強烈に「おもしろ!」となった記憶がありましたが今この歳で観たら「へー🙁」と。本当に可もなく不可もなくという表現がしっくりくる内容でした。記憶とは。

物語は、イケイケドンドン、ドンペリポンポン、ランボルギニギニ、アルマニマニマニな若い兄ちゃんスチュー(やり手メディアコンサルタント)がすっごい調子にのってNYのブロードウェイを闊歩しているところから始まります。登場曲は『ギンギラギンにさりげなく』といったところでしょうか。
公衆電話を使い終わった直後に、その公衆電話が鳴り出しまして受話器を取ってから地獄が始まるんですよ。
受話器の向こう側に居る男さんはスチューの事を知っていて恨みを持っていますね。
フォーン・ブース(電話ボックス内)から一歩も出ず、男さんの言う事に従わなければ命がないですよと、さあスチューさんどうしますか?生きて出られんですか?とそういったあらすじになります。

恐らく、初見した当時12歳の頃ならば問答無用のスコア5.0。
スリリングな世界の扉を開けたばかりの時代だったので。
慣れって怖いです。
この20年で色々なピーンチ、ハラドキ、わーきゃーパニーーックな作品を私観過ぎたんですきっと。
繰り返しますが慣れって怖いです。
免疫がっつりついちゃってるから、これくらいのスリリングでは全然満たされないようになっている。頭の中で今、ユーミン先生の『あの日にかえりたい』が流れています。

分かる方にしか伝わらない自己満レビューは以上となります。

▷色々な独り言
・ブリトニーのライブチケで警官釣れるの草
・ケイティ・ホームズ出てたんだ案件
・娼婦さま、特に金髪の娼婦さまのとち狂い芝居草w
・コリン・ファレルさんの眉毛が段々完璧なへの字へとなっていきます
・コリン・ファレルの芝居うまいと思う(何様)

▷残った台詞✒️

「面白いよな 電話が鳴る 相手は分からない なのに電話を取ってしまう」

「救急車を!411を呼んで!」「911だよ!」笑ったw

「なぜ俺を標的に?」「派手なスーツが目についた」

「無関心を装いお高くとまってはいるが見てほしいんだ 誰のため化粧しきれいな服を着る?夫のためじゃない 誰かに見られたいんだ」

「服や時計が頼りなだけ 2000ドルの時計は偽物 俺と同じだ」