撮影期間わずか10日間。舞台はほぼ街の一角、それも電話ボックスの中のみ。まさに小さな大作。6分くらい（？）ワンカットで撮影されたコリン・ファレルの迫真の演技だけでも価値がある。
これでコリン・ファレルのファンになったかというと、どちらかというとフォレスト・ウィテカーが印象に残った。そして、前情報一切なしで観たら最後の最後までキーファー・サザーランドだと分からなかったという不覚で、更に衝撃を受けた。
一時期新古書店巡りをしていたとき、どこの店舗に行っても必ずこのDVDが安価に売られているのを見て切なくなった。瞬間的によっぽど売れて、そして飽きられたんだろうね。それがエンターテインメントの本来の姿だ。
