Tom

アイ,ロボットのTomのレビュー・感想・評価

アイ,ロボット(2004年製作の映画)
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ポスターの感じで期待してなかったけど普通に結構おもろかった。エクス・マキナのイメージでポストヒューマニズム系の映画は自分好みじゃないと思ってたけど、これはアクションがあってストーリー性がはっきりしてるから見やすかった。

眠いからとりあえず箇条書きでメモ

まずウィル・スミスがかっこよすぎる。
最近黒人系のかっこよさに惹かれつつあるけどまさにって感じ。やっぱ筋肉だよなあってなるし、レザーコートが似合いすぎる。そしてバイクアクション。近未来の中でガソリンバイク乗りこなしてるのがカッコ良すぎてまじで仮面ライダーだった。ちなアウディの流線的な自動運転カーもかっこよくて惚れた。

専門的な人ほど自分の考えが間違っていないという思い込み。
これはまじでどの分野でも言えるんじゃないかなと思った。特に科学者なんてのはエビデンスに基づいてるから間違いないと思うわけだけど、ロボットとかAIなんてのは未知の分野でもあるわけでそこに絶対はない。そしてそれが思わぬ方向にいったときの怖さがある。

ロボット社会。
ロボットが宅配とか家事とかで活躍するような日常。そんな社会が2035年を舞台として描かれてたけど、近年の加速的な発達からすると2035年ってまじでありえるちょうどいい線いったなと。実際に今も実用化されつつあるしね。「ロボットがロボットを作る」っていうセリフも確かにと思わされた。そこで3原則を持たせるわけだけど、それが破られた時に何が起こるか。テクノロジーは絶対だからそんなことはないと思っていても人間に突然変異があるように絶対はない。人間が絶対という考えに浸っていては、この先今までのように支配できないことも起こりうる。銃や核兵器といったモノを人間は作り出してきたけどそれを扱うのは人間だった。ところがロボットはどうだろう。はじめこそ人間が操縦するモノだっただろうが、今では自動で判断して動けるようなモノが実用化されつつある。人間と会話できるようなモノも。では、その流れで感情を持ったら?人間は非合理的で不必要な存在とされたら?そういった社会が来ないとは言い切れない。これがポストヒューマニズムの考え方なのであろう。
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