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宇宙人ポールのtontonのレビュー・感想・評価

宇宙人ポール(2011年製作の映画)
3.8
ストーリーは
アメリカのコミコンというコミックのフェスに来た二人のSFオタクなイギリス人。
UFO目撃スポットを旅行している道中訪れた、UFO墜落の噂で有名なエリア51でひょんな事から逃げてきた宇宙人ポールと出会う、アメリカ政府に追われながらも彼を故郷に返すための旅が始まる。

もうバカで下らなくて、ご都合主義なエンターテイメントで超面白い。
宇宙人のくせにやけにフレンドリーだったり、突然このパーティーに入るキリスト教原理主義の女がやけにハイなテンションだったり、敵対側のボスがシガニ―ウィーバーだったり。
アメリカンバカコメディ特有の小ネタが満載。

ただアメリカ旅行のイギリス人と宇宙人。
これ両方ともエイリアン(外国人)なのよね。
しかも途中キリスト教原理主義の女も仲間にするんだけど、その仲間になるキッカケがポールの持つヒーリング能力で失明していた視力を取り戻すってところなんだけど、このヒーリング能力をすると相手の気づ付いた所と同じ場所が同じぐらいの症状に一時的になってしまうのね。
結局テーマ的には他者との分かり合いなんだろうなって、痛みの共有だったりとか。

そんなテーマが隠れる程のバカが加わり、変に友情物要素も物語が進むにつれましていき

「もういい、俺一人でどうにか星に帰るから。」
「・・・そんな事できないよ、最後まで俺たちも!」

なんて、お決まりの会話がでたら

もう男はいつでも中学二年の3学期!ってテンションになって楽しいったらこの上なし。

気軽に楽しめる最高の映画でした。
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